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医療統計学:ペース配分法
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
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ペース配分法
ひと月で○○件の新規契約を成立させるとか、半期で○○円の売り上げを達成するなど仕事にはノルマがつきものです。
しかも、ノルマを果たせたかどうか、その結果がボーナスや給料の額にも跳ね返ってくるとなると非常にシビアです。
数値目標が課せられると、とにかくがむしゃらに突っ走るというタイプもいますが、鉄砲を無駄に打つのは非効率です。
それよりも全体像をつかんでから動き出すほうが効率が良いといえます。
つまり、現状をもとにしてノルマ達成までのペース配分を計算するわけです。
たとえば、1ヶ月の勤務日数が20日で、新製品を1日平均5個売るノルマを半期ごとに設定したとしましょう。
先々月は20日勤務して、1日平均3.5個を売り上げました。
先月は休暇をとったので勤務日数は13日でしたが、売り上げは平均4個に増えました。
このペースでいくと、半期の締めまでの残り4ヶ月で、1日平均何個売ればノルマに達するでしょうか。
まずは2ヶ月の平均を求めてみると、(3.5個×20日+4個×13日)=3.69・・・となります。
現状では1日平均約3.7個を売っていて、ノルマには1.3個足りません。
この遅れを取り戻すために、後半ではどのくらい上乗せすればいいかというと、33日×1.3個÷80日≒0.54となります。
つまり、5個に0.54個をプラスした5.54個が1日当たりの売り上げ目標になるわけです。
逆に、初めにノルマを超えた売り上げが達成できているなら、後半は少しゆっくりとしたペースでも大丈夫だということになります。
もちろん販売や契約などは相手あってのものなので、必ずしも予定どおりに進むとは限りません。
それでも、ただやみくもに突き進むよりも、目安があるほうがプレッシャーも軽くなるのではないでしょうか。
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