▼▼▼▼▼▼▼▼ ▼▼▼▼▼▼▼▼
お問合せはこちら セミナー詳細こちら
医療統計学:会社の売上高と年収
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
運営者の20年以上にわたる医療統計学のノウハウを満載
会社の売上高と年収
不況の中でも最高利益をたたき出す企業があります。
「そういう会社に就職していれば、もっと年収も多かったんだろうなあ」などと嘆く人もいるかもしれません。
しかし、会社が最高利益を記録しているからといって、社員の年収も相応に上がっているとは限らないのです。
このカラクリを知るためには、労働分配率と配当の関係を知る必要があります。
労働分配率は「人件費÷付加価値」で表されます。
付加価値とは、売上高から材料費や外注費など外部から購入したものの原価を引いた金額をさします。
つまり労働分配率が高ければ、それだけ社員に還元されるものが多いということです。
一方、配当は利益を株主に配分するものです。利益が増えれば配当も増え、利益が下がれば配当も減るのが基本です。
ところで、配当の原資となる利益とは、売り上げから「人件費+それ以外のコスト」と差し引いたものです。
しかし、徹底してコスト削減を図ったところで、不況下ではそれほど売り上げの増加は見込めません。
そんな状態で利益を出そうとすれば、あとは人件費を削減するしかないことになります。
したがって最高利益とはいっても付加価値が増加したのではなく、人件費のカットによって生み出されたケースは少なくないのです。
本来、利益の増減で配当は変動するものです。
しかし、安定した株主を確保するにはあまり配当を減らすわけにはいかないので、人件費を削ってでもある程度の利益を出さなければならないのです。
労働分配率の配分をめぐって、従業員と株主は綱引きをしているといえるでしょう。
もっと勉強したい方は⇒統計学入門セミナー
医療統計学は、自己学習ではどうしても時間がかかってしまい効率悪くなりがちです。本セミナー受講により、医療統計学の理論だけでなく実際の作業をどう進めるかなど、具体的な方法を伝授します。これにより、医療統計学の理解が倍増すること間違いなし!この機会にぜひご活用ください。