医療統計学:人に教えることを意識する

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医療統計学:人に教えることを意識する

                    医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説                     運営者の20年以上にわたる医療統計学のノウハウを満載 医療統計学:人に教えることを意識する 自分がいかに理解しているかどうかの目安として、人に分かりやすく教えられるかどうか、という点があります。 長年サラリーマンをしていると、上司に報告をする癖がつくわけですが、私の場合上司が忙しい方だったので、いかに一言でわかりやすく伝えるか、というのを今でもそうですが常に意識しています。そのためには、自分の頭の中が整理されている必要があります。 統計学も一緒で、人にわかりやすく伝えられるかどうかで、自分の理解度を確認することができます。 たとえば、標準偏差を理解しているかどうかの目安として、標準偏差とは何か?をどう人に説明しますか。 これは、教科書に書いてある標準偏差の式を覚えているかどうか、という話ではありません。自由度は1を引くとか引かないとか、そういう話ではないのです。 具体的に、標準偏差というものをイメージできるか、ということです。 「標準偏差はデータのばらつきである」と答えるかもしれません。これはこれで真実ですが、単にばらつきといっても漠然としています。 もう一歩踏み込んで、こんな風に答えるとどうでしょう。 「標準偏差とは、たとえばデータが左右対称にばらばらに集まっているとするとその中心のデータが平均値、そこから左右に広がる約7割のデータの範囲が標準偏差です」 こう言えば、ばらつきがより明確にイメージできるのではないでしょうか。7割という数字を盛り込むことにより、より具体的になります。 是非「一言でわかりやすく説明する」癖をつけて頂くとよいかと思います。これができるようになれば、何も図を使わなくても口頭でコミュニケーションができるようになるのでとても便利です。 統計学セミナー
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