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医療統計学で扱う数値
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
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医療統計学で扱う数値
医療統計学というと、そのイメージするところは人によってまちまちです。製薬会社における大規模な臨床試験のデータ解析方法みたいなものをイメージする人もいれば、疫学調査の方法みたいなことをイメージする人もいます。
また、これらすべて、つまりあらゆる医療データをどう統計解析するかを学問体系にしたものが医療統計学であるともいえます。
医師、看護師などの医療従事者が病院、診療所などで医療業務を進める際に、多かれ少なかれ医療統計学の問題に遭遇することがあります。特に密接に関わるのが、人の健康に関係するいろいろな数値です。
バイタルサインと呼ばれる健康の基礎値、すなわち体温、血圧、呼吸、脈拍から、血液検査の臨床検査値まで、様々な数値を扱います。また、時には数値でなくても、症状が重い度合い(軽度、中等度、重度)などのおおざっぱな目安(カテゴリカル変数と言います)を扱うこともあるでしょう。
医療に従事する人の大切な責務として、@患者さんを正しく診察し、Aこれらの数値を正しく測定し、B正しく評価し、C適切な判断を下し、患者さんに最適なサービスを提供すること、があります。この@〜Cのサイクル(PDCAサイクルとよく呼ばれるものです。Plan、Do、Check、Action)の繰り返しが理想的な医療業務であり、これらの過程のいずれにおいても数値を扱う以上医療統計学の知識は絶対に必要となります。
では、こういった数値はどう扱えばいいでしょうか。ここでは詳細は省略しますが、少なくとも医療統計学と通常の統計学との違いを知ってなくてはいけません。そして、医療で扱う数値は、さまざまな特徴をもっているということです。
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