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埋もれている医療統計学データ
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
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埋もれている医療統計学データ
医療が自動化すると、必然的にコンピューター/サーバー内に多くの医療データが溜め込まれることになります。
実際に、こうして溜め込まれたデータのうち、真に活用されているデータはどのくらいの割合でしょうか。
私の予想では、おそらく1%にも満たないと思います。
では残りの99%は意味がないかというとそうではありません。
おそらくその中には、医学的にきわめて有用なデータも存在し、統計学的に整理すれば、非常に有益な情報、
ひょっとするとNew England Journal of Medicineのような一流雑誌にも掲載しうるような貴重な情報になるかもしれません。
しかし残念ながら、このような埋もれたままのデータを掘り起こすきっかけがつかめない状況です。
何故か?
いろいろ理由はあると思いますが、最大の理由は、
医師は実臨床の仕事で忙しすぎる
という点かと思います。
一見小規模に見える1診療所でも、患者10万人分のデータがPC内に埋もれていて使っていないという状態なのです。
しかし、これを勿体ないと指をくわえていても仕方ないので、何とか活用できないかと考えます。
一つの打開策は、そうした膨大なデータの医療統計学的分析を他者に依頼するということです。
ただし他者といっても、例えば製薬企業のスタッフへの依頼などは、非常に厳しくなっています。
こうした利害関係のある他者についてはあらゆるところが目を光らせていますので、悪いうわさがたてられないとも限りません。
一番の近道は、全く利害関係のない中立的立場のデータ解析受託業者に外注することです。
こういった外注業者も年々増えており、熾烈な競争となっております。価格だけでなく質も重視されています。
特に、そういった膨大なデータを扱う上では、データを見る目、その医療分野に関する素養が必要な上、高度な統計学の知識、データマイニングの知識などが必要となります。
そういうことが可能が受託業者で、安価であればなおいいのですが、なかなかそういった業者がないのが現状です。
⇒ 医療統計学の意義
★★統計学目次★★
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