医療統計学:利子の暗算



利子の暗算

 

利子の暗算

 

             

 

景気は上向きつつあるといわれているものの、預金に関してはまだ低金利が続いています。

 

銀行に預金をしていても、年間につく利子など微々たるものだと嘆くことが多いでしょう。

 

ところで、通帳の金額は確認しても、自分で利子を計算している人はそれほど多くはないでしょう。

 

金利の計算は面倒くさいというイメージがありますが、実は低金利の場合には意外と簡単に利子がはじき出せるのです。

 

では、金利が0.1%の口座に150万円を預金したとして、5年後にはいくらの利子がつくか計算してみましょう。

 

1年で0.1%の利子がつくということは、1年後の預金残高は現在の1.001倍になります。

 

これが毎年繰り返されるわけですから、1年後には150万円×1.001、そして2年後は

 

(150万円×1.001)×1.001になり、5年後には150万円×(1.001の5乗)となります。

 

ただし1年ごとの累乗計算をしなくても、もっと簡単に答えが出せる方法があります。

 

ポイントは1.001の5乗を、(1+0.001)の5乗と置き換えることです。

 

実は、「(1+a)のb乗」で、aが1よりも大幅に小さい桁数の場合には、「1+a×b」とほぼ同じ数値になります。

 

上記の数字をこれに当てはめると、(1.001の5乗)≒1+0.001×5=1.005

 

となり、これに150万をかければ5年後の預金額が出せるわけです。

 

150万×1.005=150万7500・・・・、利子は7500円になるというわけです。

 

ただし、この計算方法はあくまでも金利が非常に低い場合にのみ有効です。

 

10%や15%といった利率では、このような単純計算にならないので気をつけましょう。

 

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