医療統計学:割引価格の計算



割引価格の計算

 

割引価格の計算

 

             

 

タイムサービスや季節ごとのセールなどでは、「レジにて2割引」とか「ご清算時に30%オフ」といった表示を見かけます。

 

しかし、同じものが安く買えるのはうれしいですが、値引き後の価格が書かれていないと自分で計算をすることになります。

 

たとえば、2500円の商品が3割引になっていたら、いくらになるでしょうか。

 

ここで、「3割引なんですから、実際の値段は2500×0.7で・・・・」と考えてしまってはいけません。

 

0.5をかけるなら単純に半分にすればいいだけですが、それ以外の小数が入っていたら暗算で解くのは難しいでしょう。

 

しかし、小数のかけ算を簡単にするコツがあります。小数を分数に置き換えて考えるのです。

 

3割引を分数にすると3/10。つまり、2500×3/10が割り引かれる金額になります。

 

全体からこの金額を引いてやれば値引き後の価格が出るというわけです。

 

考え方のプロセスは次のようになります。

 

2500÷10=250(1割の値段)

 

250×3=750(3割の値段)

 

2500−750=1750(3割値引き後の値段)

 

これなら暗算でも計算できます。

 

この方法はすべての小数のかけ算に当てはまるわけではありません。

 

しかし、0.15や0.4など、0.05の倍数をかける場合には大変有効な方法です。

 

また、0.25を分数にすると25/100となりますが、これは約分して1/4にできます。

 

100で割ってから25をかけるより4で割ったほうが計算はラクです。

 

ただし、2/10も1/5に約分できるものの、5で割るより10で割ってしまったほうが簡単な場合もあります。

 

このあたりは数値を見て判断するといいでしょう。

 

⇒    3桁区切りの意味



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