医療統計学:田の字の計算術



田の字の計算術

 

田の字の計算術

 

             

 

比の計算方法として昔から使われるのが「田」の字の計算です。

 

これはちょうど漢字の「田」を4つのマスに見立て、決まりごとに沿って計算して答えを導き出すというものです。

 

これを例にして、ヨコ幅が88cmある16:9のワイドテレビのタテの長さを導き出してみましょう。

 

先ず田の字を書き、左列の上のマスには「88cm(ヨコ幅)」、その下のマスには「16(インチ)」と入れます。

 

同様に右列の上のマスには「Xcm(タテ)」、下のマスには「9」と書きます。

 

この計算のルールは、これらの数字をそれぞれ斜めにかけ合わせた値は等しくなる、というものなので、計算式は「88×9=16X」となり、

 

「X=49.5」という答えをはじき出すことができるのです。

 

これはA:B=C:D という比の計算をよりわかりやすくした形です。

 

計算式ではA×D=B×Cとなるところを、田の字の左部分に上からA,B、右部分に上からC,Dと置き、斜めにかけ合わせることで同じ答えになります。

 

これなら、数字に弱い人でも簡単に比の計算ができるはずです。

 

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