「どんなとき」に使うかを理解する
「どんなとき」に使うかを理解する
統計の利用方法には、大きく分けて推測統計と記述統計の二つがあります
少ないデータから全体を推測するとき
統計はどんなときに使えるのでしょうか。大きく分けて二つあります。
ひとつは、少ないデータしかないとき、ある事柄の全体の状態を推測するのに使います。
もうひとつは、大量のデータの中から役に立つ特性を取り出すときに使います。
前者を推測統計といい、後者を記述統計といいます。
実社会において、将来の予測があったら楽なのだが・・・・と思うことは、常日頃経験することです。
たとえば天気予報や、景気予測などが発表されています。かなりの確率で当たるので、重宝しています。
また、商品を開発するときには、市場全体にどのくらい顧客がいるかを推測することが必要になります。
全員の意見を聞ければよいのですが、それは不可能です。
このような場合に、全体を代表すると思われる少数の人の調査結果から全体を推測する必要があります。
このとき統計が役立ちます。
全員の調査結果ではないので確定した数値は出ませんが、ある幅をもって推測することができます。
統計の使い方の多くはこのパターンです。
大量のデータの中から役立つ情報を引き出すとき
ITの進化により、たくさんのデータが生み出されるようになりました。
企業の取引データ、コンビニのPOSデータ・・・・など大量のデータが毎日あふれるように出てきます。
しかし、実際はこれらのデータはほんの少ししか使われていません。
このように大量のデータの中から、ビジネスチャンスや問題点を探し出すのに使われるのが統計です。
これは、記述統計といわれています。
記述統計では、大量のデータを処理してデータの特性を探し出します。
特性を探し出すことは、データをまとめていらないデータを捨て去る作業です。
特性には、平均、標準偏差、モード、最頻値、分布、などがあります。
これらをうまく活用すると、大量にあるデータを有効に活用する準備ができます。
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