データ収集にはいろいろな手段がある
データ収集にはいろいろな手段がある
データを収集する三つの手段
データを収集する手段は大きく三つの方法に分けられます。
一番目は大量のデータがすでにあり、それを活用する方法です。
二番目は公的機関や新聞社などから公表されているデータを活用する方法です。
三番目は必要とするデータを自分で収集する方法です。
一番目は、現代はIT化が進んでいるので、時々刻々と集まってくるデータを活用します。
たとえばコンビニのPOSデータはレジで会計したデータが集められます。この中にはいるいろな情報が含まれています。
しかし、その情報を十分に活用した話はあまり聞きません。売上集計を商品の在庫管理、品切れのないよう商品を注文する、死に筋商品を見つける・・・程度の活用しかされていません。
統計処理を行えば戦略的な品揃え提案、販促効果の測定ができるかもしれません。、
世の中にはこの種のデータがあふれています。
二番目の方法は、すでにどこかで発表された既存のデータを探して使う方法です。
これには民間の調査会社や新聞社が発表しているデータと、政府機関から公的に発表されているデータがあります。
しかし、これらのデータは国のマクロな動向をつかむためのデータが多く、ビジネスの世界で必要なミクロな問題の解決には使えない場合があります。
三番目は自分でデータを入手する方法です。
自分で調査をしたり、実験・観測するという方法が考えられます。
データの信頼性は、自分でデータを入手する方法がベストです。
つまり、データが生成された条件を理解して活用すれば強力な情報になるわけです。
既存データの活用方法を覚えておこう
一般公表のデータはたくさんあります。
いちばん参考になるのは朝日新聞社の「民力」です。
日本で調査された種々のデータが収録されています。
とくにそれぞれのデータの調査方法を詳しく解説してある点が親切です。
ですから、あるデータの性質を知るなら、この「民力」に目を通しておくとよいでしょう。
また、調査会社のデータは一般的には有料ですので、必要な場合は購入することになります。
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