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医療統計学:確率と統計の違い
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
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確率と統計の違い
「確率」と「統計」はどう違うのでしょう。
一番単純な例として、コイン投げの例をあげます。
ここに、表が出る確率も、裏が出る確率も等しい偏りのないコインがあるとします。
さて、このコインを10回投げたとき、6回表が出て、4回裏が出る確率はいくらでしょうか。
これはまさに「確率」の問題です。
では今度は見方を変えます。
ここに、1枚のコインがあるとします。このコインは、表の出る確率も、裏の出る確率も等しい偏りのないコインと考えていいのでしょうか。
これはまさに「統計」の問題です。
確率で扱う問題は、いろいろな出来事の確率を具体的に計算することがメインです。
一方、統計で扱う問題は、確率の理論に基づいて、少ないデータからその現象を生じさせる原因の構造を推測、予測することが重要なテーマの一つです。
つまり、統計は確率を基礎に実際の現象の解析や分析を目指した学問なのです。
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