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医療統計学:いろいろな代表値
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
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いろいろな代表値
これまで、5つの会社の平均月給を求めて比べてきましたが、この「平均」は、別名、「算術平均」と呼ばれるものです。
ところで、あるデータが与えられたとき、そのデータを代表する値のことを文字どおり「代表値」といいます。
今まで計算してきた平均も代表値のひとつです。実は代表値になり得るものは他にも何種類かあります。
後で詳しく述べますが、「メディアン」「モード」などがそうです。
ではなぜこれまで計算してきた「平均」とは異なる代表値が必要となるのでしょうか。
その理由は、例えば最後のE社の例を考えてみれば分かります。
E社 10 10 10 10 10 130
社長だけ130万円もらって、残りの平社員は全て10万円。このとき、平均は30万円ですがどうもしっくりいきません。
平均よりも少ない人が5人。多い人がたった1人。
数は少ないですが(この場合は1人)値の大きいデータ(130万円)が平均に影響を与えている場合、平均とは異なる代表値が必要となります。
プロ野球選手の平均年俸が高いのも、スーパースター達が何億円ももらっているからです。
実は2軍選手の中には、普通のサラリーマンをあまりかわらない人が結構います。
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