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医療統計学:1週間の平均回数
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
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1週間の平均回数
私はお酒が好きなのですが、よく訊かれる質問は、「1週間に平均して何回くらいお酒を飲みますか」です。
この質問の答えるのは私の悩みの種の1つです。私がお酒を飲んだ日を几帳面にデータを取って、毎日変化する野球選手の打率のように計算していないからではありません。
質問者もまさかそんなことまでは期待していません。
では何が悩ましいのでしょうか。
実は私の場合、お酒の飲み方には波があります。
晩酌するという習慣を持たないせいか、飲むときはそれこそ毎晩のように飲み続けますが、いったん止まると、まるで憑き物が落ちたかのように、ひと月くらいお酒を飲まないこともあります。
いい加減な記憶を頼りにあえて平均を取って「週2回くらいかな」と答えたとしても、自分としてもこの答えに納得がいきません。
悩ましいのは上で述べたように、毎週、金、土と規則正しく飲んでいる訳ではないからです。
したがって、何でも平均が全てだという考え方には、ちょっと待ったと言いたくなるわけです。
データによっては、平均が必ずしもデータを代表する値にならない場合があるのです。
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