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医療統計学:平均的な日本人
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平均的な日本人
中学生の校内暴力などの事件が起こると、その「キレた」生徒は実は普段は目立たない「普通」の中学生だったというような記事があります。
では逆に、「普通」の中学生とは、どのような生徒なのでしょうか。考え始めると、だんだんはっきりしなくなります。
総務庁統計局や労働省から、日本人に関するいろいろな平均値が発表されています。
日本の平均的なサラリーマンの姿は、「7時間32分」の睡眠の後、「1時間」かけて通勤し、月に「155.9時間」働きます。そのうち「9.6時間」は残業。
帰宅してから「34分」を趣味に費やし、「2時間12分」テレビを見たり、新聞を読んだり。30代の男性は「28分」家事をしますが、40歳代では「20分」だけ。夏には8.5日の連続休暇をとり、1ヶ月の収入は「36万6465円」・・・・。
さて、これで日本人の平均的なサラリーマン像が浮かび上がるのでしょうか。このような平均値の寄せ集めから、一体何が見えてくるのでしょうか。
上記のような行動をとるサラリーマンが多いのだと言い切っていいのでしょうか。
結論から先に言えば、極端な話これだけでは、ほとんど何も言っていないのに等しいわけです。
例えば、「平均値」といっても何種類も存在し、データの種類に応じて使わないと、とんでもないことになります。
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