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医療統計学:千代田区の人口
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
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千代田区の人口
今や人口1320万人を超える世界的な大都市となった東京。
その7割近くは23区に集中していますが、そんな23区の人口に関するおもしろい話があります。
実は、東京23区のうちで最も人口が少ない区は日本の中枢を担う千代田区で約5万4千人ほどです。
確かに、陽が落ちてから永田町や霞ヶ関に足を運んでみると不気味なまでに静まりかえっています。
ところが、皇居や国会議事堂、多くの官公庁や大手銀行の本店が軒を並べる千代田区では、平日の昼間にはその15倍以上となる82万人もの人々が集まってきて仕事をしているのです。
ベッドタウンと呼ばれる郊外の都市では昼間に比べて夜間の人口が多くなることはあるものの、昼間の人口がここまで膨れ上がる都市は世界的に類を見ません。
さらに、昼間の人口と比べて夜間は1/17までになってしまうのは、「人口減少率が25%以上」という過疎地域の用件の一つを満たしてしまっています。
夜の千代田区は世界最大級の「過疎地」なのです。
しかし、翌日の昼間にはまた「人口82万人」という過密状態になるわけで、けっして過疎地の指定を受けることはないのです。
わずか数時間の間で過疎から過密へと2つの両極端な状態を行き来する、千代田区はまさに人口のエアポケットなのです。
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