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医療統計学:無量大数
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無量大数
日本で最も大きい数字っていったいどれくらいなのでしょうか。
その反対に、最も小さい数は・・・・。
一度考え出すと眠れなくなってしまいそうなテーマですが、ここでは漢字で表現されている最も大きな数の概念を紹介しましょう。
日本で一般的に使われている位といえば、「万」や「億」「兆」ですが、そのあとにも、 京(けい) 垓(がい) ?(じょ) 穰(じょう) 溝(こう) 澗(かん) 正(せい) 載(さい) 極(ごく) 恒河沙(ごうがしゃ) 阿僧祇(あそうぎ) 那由他(なゆた) 不可思議(ふかしぎ) 無量大数(むりょうたいすう) と続きます。
おそらく最も大きいのは古代インドの仏教用語に由来する「無量大数」でしょう。
無量大数は、アラビア数字に直すと10の68乗とも88乗ともいわれています。
この位が初めて登場したのは、17世紀に書かれた「塵劫記」という数学書です。
17世紀というと江戸幕府では第3代将軍である徳川家光が権勢をふるい、春日局が大奥をかっ歩していた時代のことなので、この書を記した和算家の吉田光由という人物がどれほど近代的な頭脳を持ち合わせていたのかがうかがい知れます。
一方で、無量大数の反対に最も小さな数とされているのが「浄」です。これは10のマイナス23乗といわれています。
⇒ 素数について
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