統計学と医療経済学:供給面の性格2

統計学セミナー

統計学と医療経済学:供給面の性格2

 

                    医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説

 

                    運営者の20年以上にわたる医療統計学のノウハウを満載

 

供給面の性格2

 

需要の価格非弾力性

 

需要の価格非弾力性がある場合、診療報酬が仮にマーケットで決定されるとすると、いったん供給不足になったら、診療報酬はどんどん高騰する可能性があります。

 

診療報酬が上がっても需要は減らないので、歯止めがかからないからです。

 

診療報酬が上がれば、保険財政や国家財政を圧迫することになります。

 

逆に、いったん供給過剰になったら、診療報酬はどんどん暴落する可能性があります。

 

診療報酬が下がっても需要は増えないので、歯止めがかからないからです。

 

診療報酬が下がれば病院は赤字傾向となり、赤字が続けば経営が成り立たずやがては撤退が生じ、その結果、マーケットでは供給が不足するという問題を生じることになります。

 

 

費用逓減産業

 

多数の医師や大掛かりな設備などを必要とする大規模病院では、供給量が相当大きくならないと黒字になりませんが、需要量がそこまで大きいとは限りません。

 

仮に診療報酬がマーケットで決定されるとすると、需要が不足していれば需要量=供給量となる水準まで診療報酬は下がりますが、それでは赤字傾向となってしまいます。

 

医療サービスの場合は、診療報酬が下がっても需要はなかなか増えませんので、なおさらです。

 

赤字が続けば、病院は経営が成り立たず、やがては撤退し、その結果マーケットでは供給が不足するという問題が生じてしまいます。

 

 

公共サービス

 

公共サービスとしての医療サービスについては、フリーライダーが出てきて、供給量は不足することになります。

 

供給不足ということは、本来、患者がいるのに診療が行われない状況を意味します。

 

そこで、公共サービスとしての医療サービスについても、国などが供給不足の解消を図ります。

 

その手段のひとつが、需要量に対して供給量が維持されるような「診療報酬」の設定です。

 

そのような診療報酬は「公定価格」ともいえましょう。

 

もっと勉強したい方は⇒統計学入門セミナー

 

統計学セミナー

 

⇒    供給面の性格3

 


医療統計学は、自己学習ではどうしても時間がかかってしまい効率悪くなりがちです。本セミナー受講により、医療統計学の理論だけでなく実際の作業をどう進めるかなど、具体的な方法を伝授します。これにより、医療統計学の理解が倍増すること間違いなし!この機会にぜひご活用ください。


統計学と医療経済学:供給面の性格2 関連ページ

統計学と医療経済学:医療経済学とお金
統計学と医療経済学:医療経済学の意義
統計学と医療経済学:共通言語としての医療経済学
統計学と医療経済学:最大多数に最高の医療
統計学と医療経済学:セカンドベスト
統計学と医療経済学:医療サービスの本質
統計学と医療経済学:情報の非対称性
統計学と医療経済学:医療の価格と質
統計学と医療経済学:独立財
統計学と医療経済学:需要の自然発生性
統計学と医療経済学:所得非弾力性
統計学と医療経済学:価格非弾力性
統計学と医療経済学:費用逓減産業
統計学と医療経済学:公共サービス
統計学と医療経済学:生産要素の完全補完性
統計学と医療経済学:医師の優先性
統計学と医療経済学:不確実性
統計学と医療経済学:マーケットの地域性
統計学と医療経済学:医療経済の自律性
統計学と医療経済学:医療制度の独自性
統計学と医療経済学:需要面の性格
統計学と医療経済学:供給面の性格1
統計学と医療経済学:供給面の性格3
統計学と医療経済学:供給面の性格4
統計学と医療経済学:供給面の性格5
統計学と医療経済学:マーケットとは
統計学と医療経済学:マーケットにおける競争
統計学と医療経済学:マーケットの価格競争
統計学と医療経済学:医療マーケットでの競争
統計学と医療経済学:需要曲線と供給曲線
統計学と医療経済学:価格による需要調整機能
統計学と医療経済学:価格の決定
統計学と医療経済学:医療の需要供給曲線
統計学と医療経済学:医療の価格の決定
統計学と医療経済学:需要供給曲線のシフト1
統計学と医療経済学:需要供給曲線のシフト2
統計学と医療経済学:医療における曲線のシフト
統計学と医療経済学:国が決める診療報酬1
統計学と医療経済学:国が決める診療報酬2
統計学と医療経済学:国が決める診療報酬3
統計学と医療経済学:個人の行動
統計学と医療経済学:限界代替率
統計学と医療経済学:満足度を決める要因
統計学と医療経済学:患者の行動
統計学と医療経済学:満足度の最大化の条件
統計学と医療経済学:医療サービスの不確実性
統計学と医療経済学:満足度を決める要因
統計学と医療経済学:完全補完のケース
統計学と医療経済学:患者は治療法を選べない
統計学と医療経済学:所得・価格の変化
統計学と医療経済学:医療の需要曲線
統計学と医療経済学:病院はどう行動するか
統計学と医療経済学:企業のインプットの行動1
統計学と医療経済学:企業のインプットの行動2
統計学と医療経済学:企業のインプットの行動3
統計学と医療経済学:企業のインプットの行動4
統計学と医療経済学:病院のインプットの行動1
統計学と医療経済学:病院のインプットの行動2
統計学と医療経済学:病院のインプットの行動3
統計学と医療経済学:予算・価格の変化
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動1
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動2
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動3
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動4
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動5
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動6
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動7
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動8
統計学と医療経済学:病院のアウトプットの行動1
統計学と医療経済学:病院のアウトプットの行動2
統計学と医療経済学:病院のアウトプットの行動3
統計学と医療経済学:病院のアウトプットの行動4
統計学と医療経済学:企業の結合生産1
統計学と医療経済学:企業の結合生産2
統計学と医療経済学:企業の結合生産3
統計学と医療経済学:企業の結合生産4
統計学と医療経済学:病院の結合生産1
統計学と医療経済学:病院の結合生産2
統計学と医療経済学:病院の結合生産3
統計学と医療経済学:病院の結合生産4
統計学と医療経済学:病院の結合生産5
統計学と医療経済学:医療の地域圏
統計学と医療経済学:医療資源の最適な配分
統計学と医療経済学:資源の最適な配分の条件1
統計学と医療経済学:資源の最適な配分の条件2
統計学と医療経済学:資源の最適な配分の条件3
統計学と医療経済学:医療資源の最適な配分
統計学と医療経済学:医療資源の最適な配分の条件1
統計学と医療経済学:医療資源の最適な配分の条件2
統計学と医療経済学:医療資源の最適な配分の条件3
統計学と医療経済学:医療サービス以外との消費配分
統計学と医療経済学:医療サービス以外との生産配分
統計学と医療経済学:完全競争
統計学と医療経済学:機能分化と地域連携
統計学と医療経済学:生産要素における前提
統計学と医療経済学:比較優位1
統計学と医療経済学:比較優位2
統計学と医療経済学:地域圏における病院の競争
統計学と医療経済学:なぜ寡占が生じるのか
統計学と医療経済学:競争的寡占
統計学と医療経済学:数量操作
統計学と医療経済学:非価格競争
統計学と医療経済学:協調的寡占
統計学と医療経済学:参入阻止価格
統計学と医療経済学:独占的競争
統計学と医療経済学:企業の合併・買収
統計学と医療経済学:不完全競争と市場の失敗
統計学と医療経済学:不完全競争1
統計学と医療経済学:不完全競争2
統計学と医療経済学:不完全競争3
統計学と医療経済学:マーケットの失敗

HOME プロフィール 統計セミナー 出張相談サービス お問い合わせ