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統計学と医療経済学：価格による需要調整機能
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
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価格による需要調整機能
価格による需要調整機能を需要曲線・供給曲線を用いて説明しましょう。
ひとりの個人、ひとつの企業の需要曲線・供給曲線についてみていきます。
いま、缶ビールのマーケットを想定します。
需要曲線
個人は、缶ビール２００円が１００円になったら「満足度」（効用）を最大にするために、ワインなどの他の商品からビールに乗り換えるでしょうし（代替効果）、財布に余裕ができることもあり（所得効果）、缶ビールの需要量（消費量）を増やします。
逆に、缶ビール２００円が４００円になったら、満足度を最大にするために、ビールからワインなど他の商品に乗り換えるでしょうし（代替効果）、財布に余裕がなくなり（所得効果）、需要量（消費量）を減らします。
これが、缶ビールについての、ひとりの個人の需要曲線です。
供給曲線
企業（酒造企業）は、缶ビール２００円が１００円になったら、利益を最大にするために、ワインなどの他の製品に切り替えたりして、供給量（生産量）を減らします。
企業の規模を縮小するかもしれません。
逆に、缶ビール２００円が４００円になったら、ワインなど他の製品から切り替えたりして、供給量（生産量）を増やします。
企業の規模を拡大するかもしれません。
これが、缶ビールについての、ひとつの企業の供給曲線です。
このようにマーケットで決められ、与えられた価格に基づいて各個人・企業は需要量・供給量を決めます。
ひとりの人、ひとつの企業でみた需要曲線・供給曲線の社会全体の和が、社会全体の需要曲線・供給曲線になります。
もっと勉強したい方は⇒統計学入門セミナー
⇒ 価格の決定
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