医療統計学:四捨五入

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医療統計学:四捨五入

 

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四捨五入

 

             

 

子どものころに近所の小さな商店で買い物をすると、10円単位の端数をオマケしてくれるおじさんやおばさんがいたものです。

 

420円の買い物をして500円玉を出したら端数を切り捨てて、「はい、20円はおまけ」と100円のおつりを手渡されます。

 

金額の大小にかかわらずうれしい気持ちになります。

 

ところで、数字の端数を処理するルールには「切り捨て」「切り上げ」、そして「四捨五入」があります。

 

四捨五入は、バスや電車などの公共交通機関でも使われています。乗り物の子どもの料金は、大人料金の半額に設定されていて、大人が180円なら子どもは90円といった具合になります。

 

しかしこれが190円になると、子ども料金は95円ではなく100円になります。四捨五入は4以下は切り捨て、5以上は切り上げるからです。

 

端数が「2」であろうが「8」であろうが、一律に切り捨てたり切り上げたりするよりも、「4」と「5」で区切るところに配慮を感じさせるせいか四捨五入はよく使われます。

 

しかし、よく考えてみると四捨五入は必ずしも公平とはいえないのです。

 

なぜなら、四捨五入の考え方は、「1から9までの数字の中央は5」ということが基本になっているからです。

 

そこに数字のトリックがひそんでいます。

 

わかりやすくするために、101円、102円・・・・110円というふうに1円単位の端数がついている値段の商品を10個買うとします。

 

すると104円までは「四捨」、つまり100円になります。

 

しかし、105円から110円までは「五入」、つまり110円です。合計金額は、100円×4+110×6=1060円となります。

 

では、そのままの金額を合計するとどうなるかというと、

 

101円+102円+・・・・+110円=1055円です。

 

つまり、四捨五入したことによって、そこに5円の差が生まれるのです。

 

わずか5円とはいえ、支払う側にしてみれば無駄な出費です。

 

というわけで、四捨五入は公平ではないということになります。

 

⇒    内外価格差

 

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