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統計学と医療経済学：企業のアウトプットの行動4
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
運営者の20年以上にわたる医療統計学のノウハウを満載
企業のアウトプットの行動4
固定費用と変動費用
費用は一般に、価格×量ですが、ここでは、生産要素の価格×投入量です。
費用には大きく分けて、固定費用と変動費用があります。
生産量に比例する費用が変動費用、しないのが固定費用です。
変動費用は材料費など、固定費用は人件費などです。
実際には、変動費用の生産要素は、生産要素によって、生産量の比例する度合いは異なりますが、以下では、話をわかりやすくするため、同じ度合いとします。
また、ここでは、生産要素の価格を一定とします。
生産量を１単位追加することで新たに増える費用は、限界費用（MC: Margin at Cost）と呼ばれます。
総費用を生産量で割った値は、平均費用（AC: Average Cost）と呼ばれます。
投入量が増えるにつれて、限界生産力が最初は逓増し、ある一点から逓減します。
投入量が増えるにつれて、限界費用は最初は逓減し、ある一点から逓増します。
平均費用は、いわば過去分があることから、限界費用が逓増してからもしばらく逓減し、その後、逓増に転じます。
病院も基本的に同じですが、固定費用が比較的大きいといえます。
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