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統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動1
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
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企業のアウトプットの行動1
生産性と費用
企業は、技術に応じて利益を最大にしようと、マーケットで決められた価格で、生産量・規模や参入・撤退を決めます。
利益最大化の条件をみていく上で、以下のような、いくつか知っておくべきことがあります。
これまでは「限界生産力」がだんだん減ってくることを前提としてきました。
つまり、限界生産力逓減の前提です。
しかし、限界生産力は投入量が増えるにつれて、ある一点から逓減しますが、最初は逓増します。
このようなことが起こるのは、他の生産要素の投入量を一定にしているからです。
その変動の具合は、その企業の技術や他の生産要素の量などによって決まるでしょう。
このとき、たとえば、産出量を社員数で割った数字は、社員1人あたりの生産性(平均生産力)になります。
設備1単位あたりの生産性、土地1単位あたりの生産性という計算もできます。
計算上、限界生産力が変動すれば、当然、生産性も変動します。
生産性は、投入量が増えるにつれて、いわば「過去分」があることから、限界生産力が逓減してからもしばらく逓増し、その後、逓減に転じます。
ところで、同じ投入量でも産出量が大きくなることは、その生産性の線が上方にシフトすること(生産性の上昇)を意味します。
たとえば、SPD(Supply Processing and Distribution)すなわち企業内の物流管理の高度化によって、生産性は上昇します。
こうして、それぞれの生産要素(他の生産要素の投入量は一定)について、生産性が最も高い投入量の水準を知ることができます。
もっとも、あくまで、最も高い生産性を実現する投入量の水準を知ることができるというにすぎませんん。
一般には、企業は、それぞれの生産要素の投入量を、他の生産要素の投入量も変化する前提で、ある予算について、生産要素の価格も考慮して、技術的限界代替率=生産要素の価格比 という条件から決めます。
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