統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動1

統計学セミナー
▼▼▼▼▼▼▼▼          ▼▼▼▼▼▼▼▼
お問合せはこちら          セミナー詳細こちら

統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動1

 

                    医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説

 

                    運営者の20年以上にわたる医療統計学のノウハウを満載

 

企業のアウトプットの行動1

 

生産性と費用

 

企業は、技術に応じて利益を最大にしようと、マーケットで決められた価格で、生産量・規模や参入・撤退を決めます。

 

利益最大化の条件をみていく上で、以下のような、いくつか知っておくべきことがあります。

 

これまでは「限界生産力」がだんだん減ってくることを前提としてきました。

 

つまり、限界生産力逓減の前提です。

 

しかし、限界生産力は投入量が増えるにつれて、ある一点から逓減しますが、最初は逓増します。

 

このようなことが起こるのは、他の生産要素の投入量を一定にしているからです。

 

その変動の具合は、その企業の技術や他の生産要素の量などによって決まるでしょう。

 

このとき、たとえば、産出量を社員数で割った数字は、社員1人あたりの生産性(平均生産力)になります。

 

設備1単位あたりの生産性、土地1単位あたりの生産性という計算もできます。

 

計算上、限界生産力が変動すれば、当然、生産性も変動します。

 

生産性は、投入量が増えるにつれて、いわば「過去分」があることから、限界生産力が逓減してからもしばらく逓増し、その後、逓減に転じます。

 

ところで、同じ投入量でも産出量が大きくなることは、その生産性の線が上方にシフトすること(生産性の上昇)を意味します。

 

たとえば、SPD(Supply Processing and Distribution)すなわち企業内の物流管理の高度化によって、生産性は上昇します。

 

こうして、それぞれの生産要素(他の生産要素の投入量は一定)について、生産性が最も高い投入量の水準を知ることができます。

 

もっとも、あくまで、最も高い生産性を実現する投入量の水準を知ることができるというにすぎませんん。

 

一般には、企業は、それぞれの生産要素の投入量を、他の生産要素の投入量も変化する前提で、ある予算について、生産要素の価格も考慮して、技術的限界代替率=生産要素の価格比 という条件から決めます。

 

統計学100の基礎 統計学セミナー
サイトマップ

 

もっと勉強したい方は⇒統計学入門セミナー

 

統計学セミナー

 

⇒    企業のアウトプットの行動2

 


医療統計学は、自己学習ではどうしても時間がかかってしまい効率悪くなりがちです。本セミナー受講により、医療統計学の理論だけでなく実際の作業をどう進めるかなど、具体的な方法を伝授します。これにより、医療統計学の理解が倍増すること間違いなし!この機会にぜひご活用ください。


統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動1 関連ページ

統計学と医療経済学:医療経済学とお金
統計学と医療経済学:医療経済学の意義
統計学と医療経済学:共通言語としての医療経済学
統計学と医療経済学:最大多数に最高の医療
統計学と医療経済学:セカンドベスト
統計学と医療経済学:医療サービスの本質
統計学と医療経済学:情報の非対称性
統計学と医療経済学:医療の価格と質
統計学と医療経済学:独立財
統計学と医療経済学:需要の自然発生性
統計学と医療経済学:所得非弾力性
統計学と医療経済学:価格非弾力性
統計学と医療経済学:費用逓減産業
統計学と医療経済学:公共サービス
統計学と医療経済学:生産要素の完全補完性
統計学と医療経済学:医師の優先性
統計学と医療経済学:不確実性
統計学と医療経済学:マーケットの地域性
統計学と医療経済学:医療経済の自律性
統計学と医療経済学:医療制度の独自性
統計学と医療経済学:需要面の性格
統計学と医療経済学:供給面の性格1
統計学と医療経済学:供給面の性格2
統計学と医療経済学:供給面の性格3
統計学と医療経済学:供給面の性格4
統計学と医療経済学:供給面の性格5
統計学と医療経済学:マーケットとは
統計学と医療経済学:マーケットにおける競争
統計学と医療経済学:マーケットの価格競争
統計学と医療経済学:医療マーケットでの競争
統計学と医療経済学:需要曲線と供給曲線
統計学と医療経済学:価格による需要調整機能
統計学と医療経済学:価格の決定
統計学と医療経済学:医療の需要供給曲線
統計学と医療経済学:医療の価格の決定
統計学と医療経済学:需要供給曲線のシフト1
統計学と医療経済学:需要供給曲線のシフト2
統計学と医療経済学:医療における曲線のシフト
統計学と医療経済学:国が決める診療報酬1
統計学と医療経済学:国が決める診療報酬2
統計学と医療経済学:国が決める診療報酬3
統計学と医療経済学:個人の行動
統計学と医療経済学:限界代替率
統計学と医療経済学:満足度を決める要因
統計学と医療経済学:患者の行動
統計学と医療経済学:満足度の最大化の条件
統計学と医療経済学:医療サービスの不確実性
統計学と医療経済学:満足度を決める要因
統計学と医療経済学:完全補完のケース
統計学と医療経済学:患者は治療法を選べない
統計学と医療経済学:所得・価格の変化
統計学と医療経済学:医療の需要曲線
統計学と医療経済学:病院はどう行動するか
統計学と医療経済学:企業のインプットの行動1
統計学と医療経済学:企業のインプットの行動2
統計学と医療経済学:企業のインプットの行動3
統計学と医療経済学:企業のインプットの行動4
統計学と医療経済学:病院のインプットの行動1
統計学と医療経済学:病院のインプットの行動2
統計学と医療経済学:病院のインプットの行動3
統計学と医療経済学:予算・価格の変化
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動2
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動3
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動4
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動5
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動6
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動7
統計学と医療経済学:企業のアウトプットの行動8
統計学と医療経済学:病院のアウトプットの行動1
統計学と医療経済学:病院のアウトプットの行動2
統計学と医療経済学:病院のアウトプットの行動3
統計学と医療経済学:病院のアウトプットの行動4
統計学と医療経済学:企業の結合生産1
統計学と医療経済学:企業の結合生産2
統計学と医療経済学:企業の結合生産3
統計学と医療経済学:企業の結合生産4
統計学と医療経済学:病院の結合生産1
統計学と医療経済学:病院の結合生産2
統計学と医療経済学:病院の結合生産3
統計学と医療経済学:病院の結合生産4
統計学と医療経済学:病院の結合生産5
統計学と医療経済学:医療の地域圏
統計学と医療経済学:医療資源の最適な配分
統計学と医療経済学:資源の最適な配分の条件1
統計学と医療経済学:資源の最適な配分の条件2
統計学と医療経済学:資源の最適な配分の条件3
統計学と医療経済学:医療資源の最適な配分
統計学と医療経済学:医療資源の最適な配分の条件1
統計学と医療経済学:医療資源の最適な配分の条件2
統計学と医療経済学:医療資源の最適な配分の条件3
統計学と医療経済学:医療サービス以外との消費配分
統計学と医療経済学:医療サービス以外との生産配分
統計学と医療経済学:完全競争
統計学と医療経済学:機能分化と地域連携
統計学と医療経済学:生産要素における前提
統計学と医療経済学:比較優位1
統計学と医療経済学:比較優位2
統計学と医療経済学:地域圏における病院の競争
統計学と医療経済学:なぜ寡占が生じるのか
統計学と医療経済学:競争的寡占
統計学と医療経済学:数量操作
統計学と医療経済学:非価格競争
統計学と医療経済学:協調的寡占
統計学と医療経済学:参入阻止価格
統計学と医療経済学:独占的競争
統計学と医療経済学:企業の合併・買収
統計学と医療経済学:不完全競争と市場の失敗
統計学と医療経済学:不完全競争1
統計学と医療経済学:不完全競争2
統計学と医療経済学:不完全競争3
統計学と医療経済学:マーケットの失敗

HOME プロフィール 統計セミナー 出張相談サービス お問い合わせ