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統計学と医療経済学：満足度の最大化の条件
医療統計学、医療経済学、数学のつぼをたとえ話でわかりやすく解説
運営者の20年以上にわたる医療統計学のノウハウを満載
満足度の最大化の条件
患者の嗜好にかかわらず、同じ満足度（効用）の医療サービスと医療サービス以外のサービスの組み合わせがひとつだけ自然発生的に決まります。
自らの満足度（効用）を最大にするためには、医療サービス以外のサービスの量は多いに越したことはありません。
しかし、実際には、所得の制約があります。所得を超えて商品・サービスを消費することはできません。
価格は所得効果によって影響します。
ここでも、自らの満足度を最大にするための条件がふたつ浮かび上がってきます。
①所得の範囲内であること
②より高い満足度の組み合わせでｓること
それでは、患者はどの組み合わせを選ぶのでしょうか。
まず、①については、
所得＝（医療サービスのｐ）×（医療サービスの総量）＋（医療サービス以外のサービスのｐ）×（医療サービス以外のサービスの総量）
という条件式になります。
次に②について、この条件式のなかで最も満足度が高い点は、自然発生的に（病気の発生率によって）決められた組み合わせの点と一致する点です。
自然発生的に決められた点は、
医療サービスの総量＝自然発生的に決められた医療サービスの総量
となる点です。
これらの条件を共に満たす点（組み合わせ）を選びます。
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